クレドとは、企業や組織の価値観や行動指針を明文化したものです。外人それぞれに異なる価値観を持っていますが、組織として1つの軸を築き、一貫性を持ってスタッフさんのパフォーマンスを高める、これがクレドの特徴になります。
業務の判断基準にクレドを使用したり、問題など困ったときの指針のように使えればクレドは「お守り」のようなものになります。マニュアルとは正反対で、答えは1通りではありません。複数の答えがあるなか、考えや行動のアプローチが同じ方向だというのがクレドです。
クレドは外部に向けてではなく、スタッフや経営者に向けてのものになります。スタッフ同士でつくるクレドもありますが、あまり良いとは思いません。人は多ければ多いほど安定的で平凡な考えが生まれる傾向にあります。おすすめはリーダー(経営者)が考えたクレドです。こうなれば人やチームや企業は成長するという原理原則(今までの経験で得た知識や叡智)をクレドに導入すれば、会社の大切なリソースはクレドにフォーカスされることになります。
クレドで業績が伸ばせる企業は、事業の成長とともに、人材の成長も成し遂げています。
1. まずラポールを築くことから始める。
常に自分から何度も築きます。自分がオープンになることによってラポールは築かれやすくなります。
2 . 失敗はありません、そこにはフィードバックして改善する「機会」があるのみです。
フィードバックして改善すると、必ず成長や成果につながります。
3. 人や組織の強みにフォーカスする。弱みは把握して、必要ならば1つだけ「課題」にシフトする。
強みを見つけ磨き続けることによって高いパフォーマンスを発揮できるようになります。
4. 制限になっている課題(ボトルネック)を見つける。人の話を聞いているだけでボトルネックは姿を現す。
ボトルネックを見つけられるような質の高い「質問」をしていきます。
5. 銃を「構えて、狙って、撃つ」ことでスピードとタイミングを失う。
失敗したくない、恥をかきたくないではなく、早く失敗した方が良い。つまり「構えて、撃って、狙う」です。
6. 「空間」をイメージして、自分の成長や幸せにつながる意味づけをする。
何人たりとも私以外に私を傷つけることはできない。
7. 数値やデータを使って意見を言う。チームで仕事をするには共通言語が必要になります。
それが数値でデータです。また、数値やデータを機械学習させて価値の高いAIモデルを構築・運用する。
8. ビジネスでも投資でも、短期的な視点だと失敗しやすくなり長期的な視点だと成功しやすくなります。
長期的な視点のイメージをもって短期的な仕事とリンクさせます。
9. マーケティングとは、人の不安や悩み・願望を見つけ、それらの解決策をターゲットに最適に伝えることです。
これは人を助けますし社会に貢献します。すべての人が考えて実践すべき仕事です。
10. 主体的な質問を自分に投げかける。その答えを考えることで自分の力は活性化されます。
答えを考えることが出来たら、すぐに行動に移しましょう。
11. リスクにはバッドリスク(悪いリスク)とグッドリスク(良いリスク)があります。
何事も「最初にリスク」を払うことから始まります。それは決して心地の良いものではないかもしれません。しかし、グッドリスクを最初に負うことで大きなリターン(成長・成果)が後から得られます。バッドリスクとグッドリスクを見極めて、グッドリスクをとりましょう。
12.「具体性」「達成可能性」「測定可能性」「関連性」「期日」のポイントは大切にする。
そして具体的な目標が決まれば、勇気を持って「やらないこと」を決めましょう。